特集 09 MVV起点の絶え間ない挑戦 − 次代を見すえるINVALANCEのいま。

Vol. 01

INVALANCEの価値創造の源泉を知ろう。

MISSION / VALUE / VISIONを有機的に連携させ、常に革新を続ける組織へ

2023年、INVALANCEは新たにMISSION / VALUE / VISION(以下、MVV)を策定しました。これまでも存在していた「INVALANCEらしさ」を見つめ直し、社会の不連続な変化を踏まえた上で、未来に向けた指針として言語化したこの言葉は、これから先のINVALANCEのあり方を思い描きながら、熱意と希望を持って紡ぎ出されました。MISSION / VALUE / VISIONはそれぞれが個別に存在するお題目ではなく、すべてが有機的に組み合わされることで「INVALANCEが描く未来図の実現」に一歩ずつ、だが確実に近づいていくものとなっています。PHILOSOPHY、つまり「信念」や「哲学」を起点として、どのようにMISSIONやVALUEが連携し、最終的にすべてのステークホルダーに対する約束であるVISIONを実現するのか。その方程式を改めて確認していきましょう。

PHILOSOPHY→VISION:小さな種が大輪の花を咲かせるまで。

すべての起点となるのはPHILOSOPHYです。PHILOSOPHYは「哲学」や「信念」と言い換えても良いかもしれません。2003年に誕生したINVALANCEの歩みは常に挑戦の連続であり、絶え間ない変化を積極的に楽しみ続けてきた証でもあります。「ものづくりを大切にし、変化と挑戦の姿勢を止めない」。200人を超える規模にまで成長した今も「変化こそが唯一の永遠である」という信念が、ここには息づいています。

PHILOSOPHYから導かれる「存在意義」を言語化したものがMISSIONです。MISSIONとは「使命」や「存在意義」を指すもので「日々の業務の中で意識すべきINVALANCEとしての存在目的」と定義できるでしょう。INVALANCEのMISSIONは「BE A PIONEER, FOR SUCCESS.」。ここには「革新的なものづくりを通じて、世の中に新たな価値を生み出すために、開拓者精神を忘れることなく、変わりゆくライフスタイルに寄り添い、経済的安心と自己実現を共に描くパートナーであり続けたい」という強い意志が込められています。

このMISSIONを完徹するため、INVALANCEが大切にすべき価値観と行動規範がVALUEです。VALUEは「価値観」や「行動指針」を意味します。MISSIONを積み上げた先に実現するVISIONの実現に向け、多くのステークホルダーから一挙手一投足に注目される立場にある私たちにとって、VALUEは常に意識すべき判断と行動の軸と言えるでしょう。INVALANCEの定めるVALUEは、「STAY FAIR」「TRY & CHANGE」「TEAM INVALENCE」の3項目であり、それぞれがさらに3要素から成り立っています。そのすべてが改めてゼロから創作されたものではなく、創業以来、連綿と紡がれてきた暗黙知や感覚、概念を可視化・言語化したものです。

そして、VALUEを大切にすることで、「価値を創造しつづける文化を、ともにつくる。」というBASE CULTUREがさらに豊かなものへと育っていくのです。

その先に実現されるのがVISIONです。VISIONは「将来的に到達したい理想的な状態」を表します。INVALANCEのVISIONは、VALUEを重視しながらMISSIONを積み重ねた先に自ずと達成される「積上型」であり、「VISION 2035 – OUR PROMISE -」として共有されています。「VISION 2035 – OUR PROMISE -」は、INVALANCEが2035年までに実現したい理想的な姿をまとめたもの。INVALANCEのVISIONは「PROMISE for CORE BUSINESS(コアビジネスのための約束)」と「PROMISE for NEW BUSINESS(ニュービジネスのための約束)」、それらを支える「PROMISE for BASE CULTURE(基盤となる企業文化のための約束)」から成ります。

「PROMISE for CORE BUSINESS(コアビジネスのための約束)」は「不動産の価値を高めつづけ、多くの人をより豊かにすること」。現在の主力事業をさらに強化し、より多くの価値を生み出すことを約束します。東京中心の事業展開である現状を一歩押し進め、日本全国の主要都市における投資用マンションの本格的展開はもちろん、中国やシンガポールといった経済成長著しいアジア各国への進出も視野に入れます。

「PROMISE for NEW BUSINESS(ニュービジネスのための約束)」は「不動産の新たな価値を創出し、世の中をワクワクさせること」。不動産に対する既成概念の枠を飛び越え、新しいビジネスやプロダクトを生み出すことも約束のひとつです。地域の魅力や価値を高める不動産の開発、スマートシティ(ICTなどのテクノロジーを活用し、都市インフラや施設、運営業務などを最適化し、企業や生活者の利便性や快適性の向上を目指す都市のこと)に最適化された住居開発、ZEH(Net Zero Energy House:再生可能エネルギーなどを駆使し、産生エネルギーが消費エネルギーを上回る住宅のこと)に代表される先端テクノロジーを組み込んだ空間づくりなどを見据えます。

「PROMISE for BASE CULTURE(基盤となる企業文化のための約束)」は「価値を創造しつづける文化を、ともにつくること」。コアビジネスとニュービジネスを育て、永きにわたってINVALANCEが社会に貢献し続けるためには、その価値の源泉となる文化こそが欠かせません。多彩な果実を得るためには豊かな土壌が必要であり、それこそが文化なのです。理念の浸透、多様な人材が活躍する場づくり、挑戦と成長のための相互支援など、企業文化を育み続けることをINVALANCEは約束します。

INVALANCEらしさを追求し、文化形成を支える環境を整え、新しい価値創出につなげていく。PHILOSOPHYという小さな種から芽生えた若葉が、VISIONという大輪の花を咲かせるイメージが湧くのではないでしょうか。

MVVから生まれるINVALANCEの継続的な挑戦。

INVALANCEは、MISSION、VISION、VALUEを有機的に連携させ、常に革新を続ける組織となることを目指しています。昨日よりも今日、今日よりも明日をより良いものとするために、MVVに基づいた新しい挑戦を続けていきます。具体的に掲げているのは以下の4つのポイントです。

01 _ マーケティングメソッドのアップデート  より多くのお客様に商品・サービスの魅力を伝えるため、時代の流れに即した新しいマーケティングメソッドを積極的に取り入れていきます。

02 _ 資産価値の維持・向上に寄与するサービスの充実  オーナー様の大切な資産の価値を守り、中長期的な資産形成に貢献すべく、建物管理・賃貸管理・サブリースといった自社サービスを強化し続けます。

03 _ 自社建築設計による高付加価値建物の供給  一級建築士資格を有する社員を中心とした自社による建築設計を通じ、デザイン性や品質面に秀でた資産価値の高い建物を供給し続けます。

04 _ 最先端テクノロジーに対する迅速な対応  スマートホームに代表されるように、入居者様に安心・安全・快適な住まいを提供するテクノロジーを積極的に導入していきます。

MISSIONとVALUEを積み上げた先にステークホルダーとの「約束」であるVISIONを実現する。INVALANCEの新たな取り組みはまだ始まったばかりです。この4つの「継続的な挑戦」を間断なくアップデートし続けることでサステナブルな組織マネジメント(サステナビリティマネジメント)を実現し、企業としての新陳代謝を絶やさないようにしていくこと。それこそが、これからのINVALANCEを形作っていくのです。