特集 03 本格化するスマートホームが創る 「未来の暮らし」。

Vol. 03

暮らしに「賢さ」を。住宅に「価値」を

あらゆる住宅がスマートホームになる時代へ

2025年の今、スマートホームはこれまで以上に急速な進化を遂げています。その最前線では、AIとIoT(モノのインターネット)の融合が注目を集めています。例えば、Amazon AlexaやGoogle Nestなどの音声アシスタントは、単なる操作ツールの域を超え、ユーザーの習慣や好みに応じて最適な提案を行う「生活のパートナー」へと進化しつつあります。


また、Connectivity Standards Alliance (CSA) によって開発された業界統一のオープンソース接続の共通規格「Matter」の登場により、異なるメーカーのスマートデバイス間の互換性が高まり、シームレスな連携が実現されつつあるのも大きな変化の一つです。

今後数年間で、スマートホームを巡るテーマは「操作する」から「察して動く」へと進化していくと予想されています。センサーやカメラを通じて居住者の行動や健康状態をモニタリングし、照明、空調、セキュリティを自動制御するような「予測型オートメーション」の実現に向けて進化を続けるでしょう。また、高齢化社会を背景に、遠隔からの見守り機能やヘルスケア連携のニーズも高まり、スマートホームは「暮らしを支えるプラットフォーム」へと変貌を遂げる可能性を秘めています。

あらゆる住宅がスマートホームになる。——そんな未来が、もうすぐそこまで来ているのです。

投資用マンションの価値をさらに高めるために

2025年8月20日、INVALANCEは三菱地所と提携し、同社が提供する「HOMETACT(ホームタクト)」を「CREVISTA」「LUXUDEAR」シリーズの新規開発物件に導入することを発表しました。
HOMETACTは、三菱地所が提供する総合スマートホームサービスで、家中の様々な住宅設備機器やIoTデバイスを一元管理できるプラットフォームです。異なるメーカーの住宅設備や家電を連携させ、スマートフォンアプリや音声操作で一括コントロールを可能にします。

対応機器には、大手日本メーカーの住設機器はもちろんのこと、Philips Hue(スマート照明)、iRobot(ロボット掃除機)、ソムフィ(スマートカーテン/スマートロールスクリーン)、LiveSmart(赤外線コントローラー)などが含まれ、各種スマートロックメーカーとのクラウドAPI連携により、玄関の施解錠や共用エントランスの解錠などもHOMETACTアプリから操作可能となっています。また、今回の業務提携に際し、新たに顔認証インターフォン「Akuvox」シリーズも連携対象に加わりました。

HOMETACTは暮らしをより快適・便利にする新しい住まいのインフラとして、マンションや戸建てへの導入が進められています。今回、INVALANCEとHOMETACTのパートナーシップの可能性について語り合ったのは、三菱地所株式会社 住宅業務企画部 統括でHOMETACT事業責任者である橘嘉宏(たちばな・よしひろ)氏と株式会社INVALANCE 取締役 アセットマネジメント事業本部長 山田渉(やまだ・わたる)。二人が共に見据える先には、入居者の満足度を高め、物件の資産価値を高めるスマートホームの未来がありました。

「最強のパートナー」と共に、スマートホームが当たり前になる世界へ

山田:
橘さん、今日はよろしくお願いいたします。INVALANCEでは2023年にこれからの指針となるMVVを策定しました。創業以来、猪突猛進で突き進んできた私たちにとって、次の成長戦略を言語化したこのMVVは重要な意味を持っています。

そして、MVVの実現に向け、我々が提供する投資用物件である「CREVISTA」「LUXUDEAR」のあるべき姿も改めて見直すこととなり、その過程でこのブランドにふさわしい「スマートホームの理想像」についても予断なく検討を進めていきました。数あるスマートホーム提供企業のうち、どの企業と共に歩むのか。その判断が今後のINVALANCEの方向性に大きな影響を与えるため、候補企業を比較検討したのは事実です。

そのなかで「ぜひ三菱地所様のHOMETACTと組みたい」と考えるに至ったのは、中長期視点でのパートナーシップの重要性でした。HOMETACTであれば、共に未来を描くパートナーになれるだろう。そう感じました。

橘:
私たちHOMETACTも含め、スマートホームというカテゴリーにはベンチャー系の参入も多いため、事業の継続性については繰り返しご確認いただいたことを覚えています。三菱地所の社内新規事業のひとつであるHOMETACTは、将来的な分社化も視野に入れながら、次のビジネスの柱に育てるために積極的な事業拡大を図っている段階です。
HOMETACTはグループ会社である三菱地所レジデンスでも多数の導入実績があり、導入支援の面でも明確なイメージを持っていただけたのが良かったのだと思います。

山田:
一言で「スマートホーム」と言っても、企業によって関わり方は実に様々ですよね。スマートロックやスマート照明など特定の機能を備えた機器を提供するデバイスメーカーもあれば、特定のデバイスにこだわらず複数のデバイスを統合してコントロールするプラットフォームを提供する企業もあり、その性格は全く異なります。その分類で言えば、HOMETACTはデバイスメーカーではなくプラットフォーム。これから先、INVALANCEが手掛ける新規物件にHOMETACTというプラットフォームを導入しながら共に進化していく道筋が見えました。ここは他社にはない強みですよね。

橘:
それこそがHOMETACTの一番の特徴です。おっしゃる通り、私たちはデバイスメーカーではないため、自社でデバイスを開発・製造することはありません。あくまでプラットフォームの提供者として、ユーザーエクスペリエンスとコストパフォーマンスを最優先に考え、その時々で最適なデバイスをフラットな視点で提案できる。ここにHOMETACTの存在価値があります。デバイスメーカーと異なり「特定のデバイスを採用しなければならない」という制約がない分、デベロッパー様、オーナー様、入居者様にとってのベストな選択ができるのが私たちの強みと考えています。

山田:
3年後、5年後、10年後にどのようなスマートホームデバイスが登場しているか。それは誰にもわかりませんからね。現時点で最適であるように見える特定のデバイスを採用しても、トレンドの変化に乗り遅れるリスクがあります。あらゆるデバイスを統合できるプラットフォームとパートナーシップを結ぶ方が、デベロッパーであるINVALANCEにとっては理に叶っています。将来を見据えたスマートホームのあり方を考え直すタイミングでHOMETACTに出会えたことは、INVALANCEにとって幸運だったと思います。

橘:
ありがとうございます。幸運だったのはHOMETACTにとっても同じで、「INVALANCE様は私たちHOMETACTが思い描いていたことを体現してくれる会社だ」と感じました。これまでもスマートホームに取り組まれてきたINVALANCE様が、ゼロベースであらゆる可能性を探ろうと決断されたとお聞きして、素直に「なんてかっこいいんだろう」と思いました。

また、INVALANCE様とコラボレーションさせていただくなかで、オーナー様や入居者様の利便性のためには全社一丸となって課題解決のための議論を戦わせる社風に感銘を受けました。重要なディスカッションにはキーパーソンの皆様が参加し、忌憚なく意見をぶつけ合うというのは素晴らしい文化だと感じています。今回のHOMETACT導入に際しても、火花が散るような激論を交わされている様子を目の当たりしてきました。ここまでの熱量を持ってHOMETACTの採用を決定していただけたことに感謝するとともに、オーナー様や入居者様に対して間違いなく新たな価値を提供できるだろうと確信しています。

私たちもスマートホーム業界の最新動向を常にウォッチしているという自負があります。今回のご提案に際しても、三菱地所グループでも未だ採用していない顔認証機能を備えたスマートインターフォン「Akuvox」を組み込みました。「導入後もINVALANCE様とHOMETACTが歩調を合わせてユーザーエクスペリエンスを向上させていく」という覚悟を持った提案で、私たちにとっても大きな挑戦でした。勇気を出して一歩を踏み出せたのは、「これくらいの思い切った提案でなければINVALANCE様の期待には応えられない」と感じたからです。

加えて、さまざまなメーカーのデバイスを組み合わせたパッケージのバリエーションも合わせてご提案させていただけたので、そのあたりの柔軟性もご評価いただけたのかと思っています。

山田:
お声がけした当初の私たちは、「HOMETACTもデバイスメーカーのひとつだろう」と思い込んでいたので、その提案の幅や深さには良い意味で驚かされました。スマートホームの世界はまさに日進月歩ですが、最新のトレンドとして注目すべき点はありますか?

橘:
顔認証とキーレスエントリーは重要なテーマですね。住居の出入りという部分は、スマートホームにおけるユーザーエクスペリエンスにおいて大きな比重を占めています。この部分を徹底できるとスマートホームへの印象が劇的に変わるだけのインパクトを持っており、今回のINVALANCE様へのご提案にも組み込ませていただきました。スマートホームが生活にとってエッセンシャルな存在に変わっていくためにも、INVALANCE様に採用いただいたデバイスがもたらすユーザーエクスペリエンスを多くの方に体感してもらいたいですね。

山田:
そうですね。スマートホームが標準搭載された物件は、入居者様への利便性の提供はもちろん、私たちの直接の顧客であるオーナー様にとっても付加価値となります。現時点ではスマートホームが搭載されていること自体、差異化要素になっていますが、今後スマートホームの搭載がデファクトになっていった時でも、HOMETACTのような幅広いデバイスに対応できるスマートホームプラットフォームを備えた物件であれば、常に最新のスマートホームデバイスを組み込み続けることができるため、スマートホームのトレンドの最先端にいることができますよね。これは資産価値の維持・向上につながると考えられ、物件のオーナー様にとっては大きなメリットです。リフォームのタイミングでデバイスをアップデートしたり、新たなデバイスを追加導入することで、賃料を維持するだけでなく、より高額でも入居者を集められるかもしれない。その意味でも、今回のHOMETACTの導入には期待を持っています。

加えて、セキュリティもスマートホームにおいては重要なテーマですが、HOMETACTではどのような対策を取られているのでしょうか?

橘:
HOMETACTは、三菱地所グループのサイバーセキュリティポリシーに沿って運用を徹底しています。HOMETACTでは入居者様の情報への不正アクセスを防ぐためのあらゆる対策を講じています。HOMETACTと連携する各種デバイスのクラウド環境についても、我々が定めるセキュリティ基準を満たしているかをかなり厳しく審査しており、自分たちでも驚くレベルで慎重に慎重を重ねてセキュリティ対応に取り組んでいます。その影響で連携や開発に遅れが出たとしても、それ以上にセキュリティを重視する姿勢は変わらないですね。

山田:
それだけの対策が取られていればオーナー様も入居者様も安心できますね。オーナー様や入居者様にストレスを与えないことが私たちにとって一番大切ですから。スマートホームの場合、毎日の暮らしに密接しているので、日常的なサポートも重要となりますよね。

橘:
その点もお任せください。HOMETACTを導入いただくと居住者様へのサポートも我々が担います。365日対応のコールセンターがあり、ハードに関する特殊なトラブルを除いてはすべて遠隔で対応可能なトラブルシューティング体制を整えています。これまでの運用でナレッジも蓄積されていますので、入居者様にもHOMETACTのメリットを存分に感じていただけると考えています。
万が一、何かしらのトラブルが発生したとしても、オーナー様の手を煩わせることはありません。オーナー様の物件管理業務の負担を軽減できるのは、HOMETACTを導入する大きなメリットのひとつですね。

山田:
これだけオーナー様の利益に資するHOMETACTですが、その導入はまずはCREVISTAの新規開発物件から始まります。INVALANCEとHOMETACTが組むことでどのような変化が起こせるのか。今からわくわくしますよね。

橘:
スマートホームが導入されている物件の価値を広く世の中に知っていただけるように働きかけていくことも、私たちが組んだことで可能になるかもしれません。INVALANCE様だけでも、HOMETACTだけでも、なかなか難しい取り組みではありますが、実際に物件として形になることで新しい展開が見えてくるのではないでしょうか。HOMETACTが採用された新しいCREVISTAやLUXUDEARに住まうことで「今やスマートホームは備わっていて当たり前」と感じる方が増えていくでしょう。スマートホームの利便性が広く知れ渡ることで、居住者から選ばれ続ける物件となり、安定した賃貸経営や資産価値の向上といった実利がオーナー様にもたらされる。それが私たちの目指す姿ですね。

INVALANCE様の業務のひとつである管理業務についても、HOMETACTと連携することでより効率化できる余地があると考えています。旧くからの慣習が根強く残る管理業務の領域で新たなスタンダードを生み出せれば、それこそ業界構造全体を変革することだって夢ではないかもしれません。HOMETACTと連携したことで、「これだけ価値のあるスマートホームを導入しているINVALANCEさんにだったら、自分の持っている土地を預けてみたい」と言ってくれるような方が現れるかもしれない。そうした未来を思い描いています。

山田:
CREVISTAで実現を目指す「全棟スマートホーム導入」は、業界に先駆けた先進的な取り組みです。挑戦を旨とするINVALANCEらしい取り組みなので、全社一丸となって、楽しみながら進めていきたいですね。HOMETACTはINVALANCEにとっての「最強のパートナー」であると信じています。居住者の満足度を高め、オーナー様が重視する資産価値向上にも貢献するスマートホームは、無限の可能性を秘めています。ぜひ一緒に新しい世界を作っていきましょう。

投資用マンションにもスマートホームの波

最先端テクノロジーは、決して冷たくて複雑なものではありません。ほんの少し暮らしに取り入れるだけで、家が私たちを支える温かな存在に変わります。朝の準備がスムーズになったり、離れて暮らす家族をそっと見守ったり、心理的安全性を高めて快適さを増したり——スマートホームは単なる「未来の家」ではなく、今この瞬間に手に入る身近な選択肢なのです。「難しそう」「自分にはまだ早い」と感じている方こそ、小さな一歩から始めてみませんか。INVALANCEでは今後、スマートホームに対応した投資用マンションも展開していく予定です。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

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