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不動産が好きだから、
伝えられる価値がある。

# 特別号

マネーリテラシー啓発

マーケティング部が挑む「次世代投資教育」

マーケティング部が挑む「次世代投資教育」

INVALANCEのミッション「Be a pioneer, for success.」は、学生向けイベントという一つの取り組みの中でどう形になり、何を積み上げていくのか。参加した学生たちの変化と、その場をつくったマーケティング部の社員の言葉から描く特別号。

PROLOGUE

「売って終わり」の時代は、もう終わった。

今の大学生は、NISAという言葉を知っている。調べたいことはAIに聞けば、それらしい答えがすぐに返ってくる。情報は、かつてないほど手の届くところにある。

それでも、彼らは迷っている。何を選べばいいのか。誰の言葉を信じればいいのか。SNSには「この銘柄を買え」という声があふれ、投資詐欺の勧誘も後を絶たない。

Youthプロジェクトは、学生がお金を入り口に、自分の人生で何を実現したいかを考える場だ。INVALANCEはその協力パートナーとして、5年ほど前から学生たちと向き合ってきた。

なぜ、不動産投資の会社がそれをするのか。この号は、その問いへの答えを、2026年9月10日のイベントの現場と、それを動かす社員の言葉から探る。

REPORT & DOCUMENT

お金をどう動かす? 実体資産を知るプロとZ世代が本気で向き合った90分。

会場の第一声は、「かわいい!」

2026年9月10日、Youthプロジェクトのイベントが開催された。INVALANCEは協力パートナーとして、90分のワークショップを担った。会場に足を踏み入れた学生たちから最初にこぼれたのは、「かわいい!」という声だった。

参加者の満足は、待っていても生まれない。協力パートナーという立場であっても、場の空気から自ら考え、つくりにいく。

最初の問いは、「何をしたいか」

「1億円あったら、どう使う?」 最初に投げかけたのは、投資の方法ではない。一人ひとりの「やりたいこと」だった。車、家、旅行。テーブルごとに、思い思いの夢が語られていく。

お金は、やりたいことを叶えるための手段にすぎない。だから問いは、方法からではなく「何をしたいか」から始める。

思い込みと現実のあいだにある、3つのギャップ

一つ目は、「働けば叶う」という思い込み。1億円がなければ、多くの学生は「働く」と答える。しかし労働収入だけに頼るなら、2つの壁と向き合わなければならない。お金の価値が下がっていくこと。そして、働けなくなれば収入が止まることだ。

二つ目は、「物価が上がっている」という見え方。スターバックスのラテやビッグマックの値段の変化をたどると、その裏側が見えてくる。起きているのは、お金の価値が下がっているということだった。

三つ目は、「お金の備えは特別な人の話」という距離感。K-POPアーティストの事例が示すのは、華やかな世界でも収入が突然止まるリスクは同じだということ。そして、収入を一つに縛らない備えは、自分たちにも関係のある話だということだった。

心地よい言葉だけを並べることはしない。現実とのギャップを誠実に手渡すことが、本当の気づきにつながる。

変化は、最後の問いに表れた

プログラムの最後に、あらためて問いが投げかけられた。「労働以外の方法で、月3万円が入ってきたらどう使う?」

最初の問いが遠い夢を語るものだったのに対し、最後の問いは、手の届く現実として自分のお金の使い方を考えるものだ。答えは一人ひとり違った。それでいい。お金はやりたいことを叶えるための手段であり、その手段は一つではない。そう知ることが、このイベントの目指す変化だった。

イベント後に実施したアンケートでは、「お金を稼ぐ方法というと、自分が稼動することを考えがちだが、お金を働かせるという考え方が印象に残った」「権利収入は今からでも始められると感じた」などの声があった。参加者満足度は92.1%(「満足」「やや満足」の合計)。参加者のInstagramにも、「貨幣価値の低下」や「労働の途絶」の話が響いたという声が寄せられている。

成果は、知識の量ではなく、態度の変化で捉える。

残っている壁

質疑では、2回とも「不動産投資は、お金持ちがやるものでは?」という質問が出た。言葉は知っていても、その中身まではまだ届いていない。

一度で変えようとはしない。この問いが出るからこそ、続ける意味がある。

形を変え続けてきた90分

今のプログラムは、最初からこの形だったわけではない。かつては講義型だった。それを年々よりやさしく、参加型へと作り変えてきた背景には、「体験そのものが価値になる」という考え方がある。

情報だけなら、今はSNSなどオンラインでいくらでも手に入る。けれども、画面越しに知ったことは、なかなか自分ごとにならない。会場に足を運び、問いに向き合い、仲間と言葉を交わす。そうして体験したことは記憶に残り、ふとしたときに思い出される。講義を聞くだけの場だったら、この日のような盛り上がりは生まれなかったかもしれない。

情報は、どこでも手に入る時代だ。だからこそ、体験を価値として届ける。そのために形を変え続ける姿勢こそが、先駆けであるということだ。

MARKETING INSIGHT

ミッションを心に、バリューを積み上げる

INVALANCEのミッションは「Be a pioneer, for success.」。ここでいう success とは、一人ひとりが自己実現できる社会のことだ。INVALANCEは、お金を入り口に、一人ひとりが自己実現に向けた選択肢を手にするきっかけをつくる会社である。

ミッションを心に置き、日々の行動でバリューを積み上げていく。その先に、VISION 2035がある。マネリテイベントは、この道筋が最も具体的に見える現場だ。レポートで描いた参加者の満足と変化は、いずれも提供する側の意思から生まれている。その意思は、INVALANCEが日々積み上げる3つのバリューとして、この場のあちこちに表れている。

① 心地よい言葉ではなく、ギャップを誠実に手渡す ── STAY FAIR
楽しさと確かな中身の中で、思い込みと現実のギャップを正直に伝える。不動産を売り込むことはしない。「楽して儲かる」話がないことも、隠さない。その誠実さの先に、参加者の満足と前向きな態度の変化が生まれる。伝えたいのは投資の方法ではない。やりたいことを叶える手段は一つではない、ということだ。

② 先駆けであろうとする姿勢が、変化を生む ── TRY & CHANGE
誰かが道を示すのを待つのではなく、自ら一歩を踏み出す。学生を取り巻く環境は、この数年で大きく変わった。NISAが学生同士の話題になり、調べものにはAIを使う。情報は手に入りやすくなった一方で、あふれる情報の中から何を選べばいいのかは、かえって見えにくくなっている。コロナ禍を経て、人と直接顔を合わせる場の価値も見直されてきた。社会が変われば、伝え方も変わる。情報を伝える場から、体験を届ける場へ。INVALANCEが講義型から参加型へとプログラムを年々作り変えてきたのは、変わり続ける社会の中で、次の世代が自己実現に向けた選択肢を手にできるよう、先駆けであろうとする姿勢の表れだ。

③ 立場は協力パートナー。姿勢は、主体 ── TEAM INVALANCE
INVALANCEは、Youthプロジェクトの協力パートナーである。しかし、その関わり方は要請に応えるだけのリアクションではない。参加者の満足という目的に向かい、自ら動く主体としてこの場に関わっている。

ステークホルダーというと、顧客ばかりに目が向きがちだ。けれども、ともに価値をつくる社員も、同じゴールを向くパートナーも、同じく大切なステークホルダーである。営業、採用と、それぞれ異なるキャリアを経てマーケティング部に集まった社員たちが、Youthプロジェクトとともに一つのチームとして場をつくる。その手応えが担当者の満足となり、参加者に届く体験の質になる。一つのイベントの中に、INVALANCEが目指す社会の縮図がある。

積み上がるのは、目に見えない価値

一回一回の場には、確かに積み上がっていくものがある。

異なるキャリアを持つ社員が主体となって場をつくる経験は、組織の力として残る(人的資本)。Youthプロジェクトとともに同じゴールを向いた関係や、参加者の記憶に刻まれた体験は、社会とのつながりとして残る(社会関係資本)。講義型から参加型へと磨き続けてきたプログラムや、こうして言葉に残された記録は、次へ引き継がれる知恵として残る(知的資本)。

こうした目に見えない価値を誠実に積み重ねていくことが、時間をかけて、INVALANCEというブランドを形づくっていく。

BEHIND-THE-SCENES STORY(マーケティング部 対談)

10年後、社会に出て迷ったとき、僕たちの顔を思い出してほしい。

営業の現場でセミナーを重ねてきた人。採用から転じた人。営業から移って間もない人。異なるキャリアを経てマーケティング部に集まった3人が、同じ場で学生と向き合った。

  • 古井:
    マーケティング部。営業部出身で、数多くのセミナーを開催してきた。Youthプロジェクトにも長く携わる。
  • 小磯:
    マーケティング部。以前はINVALANCEの人事として新卒採用や中途採用、労務管理を担当。今回、イベントに初登壇した。
  • アロエ:
    マーケティング部。2026年3月まで営業部で、主に20〜30代の顧客と向き合ってきた。4月に異動し、今回がイベント初参加。

「働くこと=収入」だけじゃない

――INVALANCEは、なぜ学生向けのイベントに関わっているのでしょうか。

古井: 
働くことイコール収入、という考えは、学生にもまだまだあると思うんです。だからこそ、労働収入以外の選択肢を知っていただくことが大事なんじゃないかと思っています。お金に縛られずに生きていく。それを皆さんに叶えてほしいんです。不動産投資もそうですし、株やNISAのような身近なものもそうです。まずはそういう選択肢を知っていただくための活動を、若い世代に向けて行っています。

最初に、誰から、どう教わるか

――アロエさんは今回が初参加です。営業として多くのお客様と向き合ってきた経験から、学生の反応はどう映りましたか。

アロエ:
スライドや演出を使って、自分にも身近なことだと感じられる伝え方をしたことで、学生の興味がすごく上がっていたように思います。営業時代のことも思い出しました。欲しい情報や必要な情報が、自分の身近なことなんだと理解できたとき、人には響いていく。こういうふうに伝え続けていければ、学生だけでなく大人も行動が変わっていくんだろうなと感じました。

――学生と社会人とでは、受け止め方に違いがありましたか。

アロエ:
学生は、投資の話でも本当に純粋に聞いてくれるんだな、という実感がありました。社会人になると、情報の伝わり方や間違った受け止めのされ方が積み重なって、投資の話自体を怖がる人が増えていく。営業時代は、その誤解を一つひとつ解いていくことが多かったんです。学生たちには、まだ解きほぐすものがない。きれいな状態なんだなと思って見ていました。
誰に教わるか。どんなテンションで、どんな言葉で初めて触れるか。その「なんとなく」で、印象は結構ついてしまうと思うんです。10代は、その吸収率が大人に比べても高い。その大切さを感じました。

「勉強しているのが、かっこいい」時代へ

――古井さんは長くこの活動に携わっています。若い世代の変化を感じることはありますか。

古井:
お金について話すことがSNSなどで発信されるようになって、「お金の勉強をしている自分、かっこいい」という若い世代が増えた気がします。運用で成功しているからではなく、勉強していること自体がかっこいい。そういう風潮になってきているのが、すごく嬉しいですね。
参加した学生がSNSに上げたものを周りのみんなが見て、「イケてる人は、お金のことを知っている」という空気がもっと広がってくれたらいいなと思っています。今は回数が少ないかもしれないけれど、それが月に1回になって、10年積み上がっていけば、「学生のときにINVALANCEのイベントがあったな」と思い出してもらえるかもしれません。

言葉は知っている。でも、中身はまだ

――学生からは、どんな質問が出ましたか。

古井:
NISAや投資、不動産投資といった言葉は知っています。でも質問コーナーでは、「不動産投資に興味はあるけど、お金持ちがやるようなものじゃないですか」という質問が2回とも出ました。表面はなんとなく知っているけれど、中身はまだ分かっていない。「何を買えばいいか教えてほしい」という質問も多かったです。情報が多い分、選ぶことがすごく難しいんだと思います。

情報があふれる時代に、先駆けとして

――小磯さんは、採用担当として多くの学生と接してきました。

小磯:
久しぶりにイベントに登壇して、学生と直接触れ合いました。やっぱり本当に楽しかったです。自分が学生だった頃と比べると、持っている情報量が圧倒的に多いとすごく感じます。当時、学生はそもそもNISAに手を出さないし、社会人でもやっている人はまだ少なかった。それが今は、学生同士でNISAにいくら入れるかという話ができる時代です。
これからは、もっと早くから知識を学べる環境になっていくと思います。INVALANCEがそこでパイオニアとしてやっていきたいですし、そうした知識を広げる活動を、私もしていきたいと思っています。

お金から始まって、人生を語れる会社へ

――これから、どんなことに取り組んでいきたいですか。

小磯:
INVALANCEにとって、投資はゴールではありません。不動産による資産形成は、将来、お金の不安に縛られずに暮らしていくための備えであり、その先にある人生を豊かにするための手段です。だからこそ、お金の話はいつも「どう生きたいか」という話につながっていく。お金を入り口にして、一人ひとりの人生を語り合える会社へ。学生に手渡そうとしているものを、まず自分たちの足元から、と思っています。

10年後、社会に出て迷ったとき、この日の90分をふと思い出してもらえたら。3人の言葉には、そんな願いが込められていた。そして、代表を務める元岡はこの取り組みについてこう語った。

元岡代表が語る未来への土台づくり

元岡:
これから社会へ踏み出し、さまざまな挑戦をしていく学生の皆さんにとって、お金に関する正しい知識や判断力は、自分の未来や人生の選択肢を広げるための大きな武器となる。私たちは単にマンションを開発・提供する不動産デベロッパーにとどまらず、お客様一人ひとりの将来に寄り添い、長期的な『資産形成』をトータルでご提案・サポートする企業です。資産運用やリスク管理に向き合い続けてきた企業だからこそ、社会に出る前の若い世代がインフレのリスクや『お金に働いてもらう仕組み』を学び、自分事として考えられる機会を提供することに強い意義を感じています。

人生100年時代と言われる現代において、若い頃から正しいマネーリテラシーを育むことは、将来の自分を守り、豊かな人生を選択するための確かな土台となります。インヴァランスは今後も、住まいの提供と資産形成のサポートを通じて培った知見を活かし、次世代の自立を支える教育活動や社会貢献に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

EPILOGUE

知識は、未来をデザインするための武器になる。

学生が、やりたいことを叶える手段は一つではないと知ったとき、INVALANCEの存在意義は証明されている。そしてその体験は、学生と本気で向き合った社員たちの意思と手応えから生まれている。

INVALANCEのミッションは「Be a pioneer, for success.」。目指すのは、一人ひとりが自己実現できる社会だ。お金はそのための手段であり、不動産による資産形成は、その一つの側面にすぎない。

学生、Youthプロジェクト、そしてINVALANCEの社員。立場の異なる人たちが同じゴールを向いたとき、一つの場は社会の小さな縮図になる。

ミッションを心に置き、一回一回の場でバリューを積み上げていく。その積み重ねは目に見えない価値として蓄えられ、やがてブランドの力になる。VISION 2035は、その先にある。Power Of Blooming。今日まいた種は、いつか誰かの人生の中で花を開く。